どうも、ひだみです。

今回のバンド記事は、北アイルランドが生んだギターロックバンド、ASH(アッシュ)について。デビュー30周年という記念すべき節目を迎えた今、改めてその魅力を紹介していきたいと思います!

30年前、ワタシはまだ小学生か中学生になったくらい。青春時代を共に過ごしたバンドの1つがASH。今ではすっかり当時の面影もないおじさんですが、ASHの音楽をドライブで流した瞬間、一瞬であの頃の記憶が車内に吹き込んできます。

現役バリバリで進化し続ける彼らへの敬意と愛を込めて、この完全ガイドを書き上げました。これをきっかけにアッシュを聴く人が増えてくれれば本望です。昔は聴いてたなって方も思い出すきっかけになれたら嬉しいです。

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ASH 30年の軌跡:その歴史

さっそくASHのこれまでのあゆみを振り返ってみましょう。

棚にしまってあるアッシュのCD

ASHの歩みは、常に「僕らが大好きなギターロック」のど真ん中を貫く歴史でした。

じゅうべえ

簡単に、これまでの歴史を紹介していきます。

結成からデビュー

アッシュのトレイラーCDと1977のジャケ

1992年にティム、マーク、リックの3人でASHが結成される。この時、ティムとマークは15歳。

94年にはミニアルバム『Trailar』でインディーズデビュー、グリーンデイの前座を学校の試験のために断ったという逸話も。デビューアルバムリリース時は高校卒業後。

  • 1996年:1stアルバム『1977』
    高校生デビューで全英1位の衝撃。北アイルランド出身の彼らは、なんと現役高校生という若さでシーンに登場。1stアルバム『1977』がいきなり全英チャート1位を記録し、ブリットポップ・ムーブメントの象徴となりました。

混迷期からの復活

ashのnu-clear soundsとFree all angelsのジャケット

デビューアルバムで10代バンドとして破格の成功を収めたASH、しかしその後のセカンド・アルバムはそのプレッシャーもあり難産。暗い雰囲気の曲も多く商業的のも前作を超えられず。

  • 1998年:2ndアルバム『Nu-Clear Sounds』

2ndアルバム制作前の97年、シャーロット(ギター)が加入し4人組に。彼女の加入でASHのコーラスが厚くなりメロの良さがより際立つようになったと思います。

  • 2001年:3rdアルバム『Free All Angel』

その後、休養を挟み一軒家を借りて曲作りに励み3rdアルバム『Free All Angels』を完成させる。バンド最大のヒット作となったこのアルバムは批評家評価も高く、ベストアイリッシュアルバムにも選ばれ、ティムはアイヴァー・ノヴェロ賞も受賞。

成功からシャーロットの脱退

アッシュのメルトダウンとトワイライトオブジイノセンスのジャケット

3rdアルバムで成功を収めたASHはその勢いを維持したまま4thアルバムの制作へ。
メンバーのハードロック、メタル趣味全開なアルバム『Meltdown』をリリース

  • 2004年:4thアルバム『Meltdown』
    前作には及ばないものの商業的にも成功し、この年のフジロックではレッドマーキーのトリを務める。

2006年にはソロ活動で多忙になったシャーロットが脱退。
彼女は現在もソロで活動中。最新ニュースはインスタで👇️
https://www.instagram.com/charlottehatherley/

  • 2007年:5thアルバム『Twilight of the Innocents』

続く2007年に3人体制の戻ったASHは『Twilight of the Innocents』をリリース。このアルバムを最後に今後はアルバムと言う形に拘らず、ダウンロードを主体に作品発表をしていくことに。

A-Z期から自分たちのペースで

5thリリース以降は活動の軸を自分たちに取り戻して行くことに。

  • 2009年:『A-Z』シングル

2009年10月からは2週に1曲、1年かけて26曲のリリースがされることに。曲のテイストが1曲毎にガラリと変わりシンセポップのような曲もありました。このシリーズは後に『A-Z Vol. 1』、『A-Z Vol. 2』としてCDでも発売されました。

この作品のあとティムのソロなどを挟んで、ASHとしての活動は少し減少。

  • 2015年:6thアルバム『Kablammo!』

2015年には再度アルバムを作品として作ることを再開。その後もこれまでに3枚アルバムをリリースしています。最近のアルバムはバンドとして楽しんでいる感じが音源からも聴こえてくるような作品が並びます。リックのソロアルバムもありましたね。

  • 2018年:7thアルバム『ISLAND』
  • 2023年:8thアルバム『Race the Night』
  • 2025年:9thアルバム『Ad Astra』
アッシュのアド・アストラのジャケット
2025年の来日ツアーでサイン書いてもらえました!

2020年にはデビュー25周年を記念してベストアルバム『Teenage Wildlife:25 Years of Ash』も出してます。ほかにシングルコレクションとBサイド集の『Intergalactic Sonic 7″s』を2002年にライブ盤『Live at the Wireless』、『Live on Mars: London Astoria 1997』などもリリースしています。

アッシュの25周年ベスト盤ジャケット
こちらもサイン付きを買ってしまいました…

これまでに30年近く活動して、アルバムも9枚、A-Zを含めると11枚リリースと休養など挟みつつもコンスタントに活動してくれてるのがとても嬉しい。

ASHメンバー紹介

ASHの魔法が消えない理由。それは、30年間変わらないこの3人の化学反応があるからです。もちろんシャーロットがいた4人編成時代もよかったけどもね!

  • ティム・ウィーラー (Vo/Gt) 
    無敵のメロディセンスを持つフロントマン。2025年や2026年のライブでも、ギターをかき鳴らす姿はまるで「ギター小僧」そのもの。ベテランになっても音楽をプレイする喜びを全身で表現する彼を見ていると、こちらまで少年のような気持ちになれます。
  • マーク・ハミルトン (Ba) 
    長い足でベースを低く構える姿が最高にクールな、ASHのボトムを支える重鎮。ティム、リックと共にASHのサウンドという巨大な宇宙を支え続けてきた不変のベーシストです。
  • リック・マクマレイ (Dr) 
    パワフルかつタイトなドラミングでバンドを鼓舞。2026年4月には自身のソロプロジェクト「Burned As Witches」 を始動。配信された楽曲 「Hold Your Nerve」では、ASHのルーツでもあるメタルやハードロックなサウンドを炸裂させ、そのクリエイティビティの深さを証明しました。ASHが30年間王者であり続けられたのは、単に名曲が多いからではありません。この3人の強い結束と、お互いを高め合う圧倒的な「個」の魅力が共鳴し続けているからなのです。

  • シャーロット・ハザレイ(Gt/Ch)
    97年から06年まで在籍。彼女のギターとコーラスは全盛期のアッシュに欠かせないもの。ソロアルバムもなかなかひねくれたギターロックを展開してるのにキャッチーで好きでした。
    20周年の記念ライブでは共演もしてましたね。

じゅうべえ

シャーロットが脱退は残念だったけど、変わらず3人が続けてくれてるのが嬉しい

ASHの必聴アルバム『1977』

全てのギターロックファン、そしてASHの門を叩く人に最初に聴いてほしいのが、1996年リリースのデビューアルバム『1977』です。全英チャート1位を獲得したこの名盤は、ブリットポップの熱狂と、若さゆえの輝き、そしてどこか胸を締め付ける「ノスタルジックで感傷的なポップ」が凝縮されています。

収録曲も10代とは思えないくらい多彩。ルーズコントロール、カンフーのようなパンクサウンド、ゴールドフィンガー、ロスト・イン・ユーのような切ない歌、イノセント・スマイルの荒々しさ。まとまりがなさそうですがそれぞれの曲にのるメロディーの甘さ。ティムの少し細い声が切なさを想起させるんですよ。

アルバムバージョンの曲はテンポを抑えたものが多いです。アルバムバージョンのがメロの良さが強調されて好きですが、当時のライブはかなりパンキッシュに演奏されていてテンポもかなり早かった。そんなライブバージョンも好きです。

ライブバージョンは1977のコレクターズバージョンやLive on Mars: London Astoria 1997などで聴くことができるのでぜひ聴いてください!

2026年10月には30周年記念盤の発売もあります。オリジナル・アルバムに加え、B面、デモトラック、2021年のライブ音源が収録されているそう。しかし、こういうの毎回買ってるな…収録曲は以下のとおりです。ワタシはCDとLPと買っちゃいました笑

「1977」30周年記念盤 収録曲
CD
LP

ディスク 1
01. Lose Control
02. Goldfinger
03. Girl from Mars
04. I’d Give You Anything
05. Gone the Dream
06. Kung Fu
07. Oh Yeah
08. Let It Flow
09. Innocent Smile
10. Angel Interceptor
11. Lost in You
12. Darkside Lightside
13. Bittersweet Blue
14. Oh Yeah (2026 Version)
15. Girl from Mars (Demo 2026 Mix)
16. Gone the Dream (Acoustic 2026 Mix)

ディスク 2
01. Lose Control (Live from Stabal)
02. Goldfinger (Live from Stabal)
03. Girl from Mars (Live from Stabal)
04. I’d Give You Anything (Live from Stabal)
05. Gone the Dream (Live from Stabal)
06. Kung Fu (Live from Stabal)
07. Oh Yeah (Live from Stabal)
08. Let It Flow (Live from Stabal)
09. Innocent Smile (Live from Stabal)
10. Angel Interceptor (Live from Stabal)
11. Lost in You (Live from Stabal)
12. Darkside Lightside (Live from Stabal)
13. Coasting (Live from Stabal)
14. Sneaker (Live from Stabal)
15. American Devil (Live from Stabal)
16. T. Rex (Live from Stabal)
17. Punk Boy (Live from Stabal)
18. Silver Surfer (Live from Stabal)

Original Album (2022 Remaster)
01. Lose Control
02. Goldfinger
03. Girl from Mars
04. I’d Give You Anything
05. Gone the Dream
06. Kung Fu
07. Oh Yeah
08. Let It Flow
09. Innocent Smile
10. Angel Interceptor
11. Lost in You
12. Darkside Lightside

B-sides (2026 Remaster)
01. Day Of The Triffids
02. Luther Ingo’s Star Cruiser
03. Astra Conversations With Toulouse Lautrec
04. Cantina Band
05. 5am Eternal
06. Gimme Some Truth
07. I Need Somebody
08. Sneaker
09. Get Ready*
10. T Rex
11. Everywhere Is All Around
12. Does Your Mother Know* (*初アナログ・レコード化)

『1977』30周年記念盤を手に入れよう!

\HMVでの購入はこちら/

厳選!ASHのオススメ曲10選

ドライブのステアリングを握りながら、あるいは人生のプレイリストに加えてほしい10曲を厳選しました。なるべく9枚のアルバムから1曲づつ選んでます。

1. Girl From Mars

『1977』収録。ASHの名前を一躍世界に広めた初期の金字塔。ノスタルジックなメロディが爆発する瞬間は、いつ聴いても鳥肌モノ。同アルバムのコレクターズエディションで聴けるライブテイクではテンポも早く、若さが爆発した荒々しい演奏が聞けるのでそちらもおすすめ。

2. Projects

『Nu-clear Sounds』収録。アルバムの冒頭を飾る曲、この曲はハードなリフに甘いメロディが絡み、ワウのかかったスペーシーなギターサウンドといいアッシュの魅力が詰まった良曲。セカンド・アルバムもいいのでぜひ聴いて欲しいです。

3. Shining Light

『Free All Angels』収録。この曲が先行リリースされた時はシングルでも買ってしまいました。切なさと美しさが同居。ティムのメロディメーカーとしての才能が神がかった名バラード。

4. Starcrossed

『Meltdown』収録。アッシュのアルバムの中でもヘヴィなメルトダウンの名バラード。シャーロットのコーラスが彩るサビはいつ聴いても美しい。バッキングのギターはかなり激しく歪んでいるからメロディとのコントラストが好き。

5.Twilight Of The Innocents

『Twilight Of The Innocents』収録。アルバムの最後を飾る表題曲。これまでのアッシュになかった壮大なスケール感の曲。ストリングス、シンセが彩りを加え、後半でティムが絞り出す歌声にしびれます。

6. Machinery

『kablammo!』収録。甘いメロディにパンキッシュなサウンド。シンセの味付けがいいですよね。やっぱり好きなメロディを書くバンドだなって改めて思いました。

7. Confessions in the Pool

『ISLAND』収録。シンセポップな4つ打ちソング。キャッチーなメロディがダンサンブルな演奏にすごく合いますね。

8. Crashed Out Wasted

『Race The Night』収録。ボーカルにかかるエフェクトなどアレンジが現代的ですね。でも、ノスタルジックで切ない。後半のギターソロ演奏パートはウィーザーのOnly in Dreamsを彷彿とさせます。バンドの好きが詰まったいい曲です。このアルバムはギターロックな曲多めで好きですね。アルバムの中でLike A Godと選曲迷いました…こちらもすごくいい曲です。

9. Fun People

『Ad Astra』収録。ブラーのグレアム・コクソンがギターとコーラスで参加。現代的なパワーポップの教科書のような傑作。2人のギター演奏が楽しそうなのが伝わってきますね!

10. A Life Less Ordinary

アルバム未収録。ユアン・マクレガーの映画「普通じゃない」で主題歌になってました。1997年にリリース、シャーロットが初めて参加した曲でもあります。この曲が出た時はドキドキが止まりませんでしたね。イントロのアルペジオからのシャーロットのカッティングギターがかっこよすぎます。

歌もファースト時代のようなポップなメロに、後半のワウサウンドから入る演奏パートの切なさ。と、当時のアッシュの良さを凝縮した1曲に。ワタシはASHの中でこの曲を1番聴いていると思います。

じゅうべえ

なんとか10曲選べました

めご

自分でやっておいてあれだけど、10曲に絞るの大変…

最後に:ASHはいいバンドだよ

中学生、高校生の頃からワタシの傍らにはいつもASHの音楽がありました。

それから30年。自分を取り巻く環境は変わっても、彼らの曲を聴けば一瞬で「あの頃の自分」に戻ることができる。音楽を好きでい続けることの幸せを、彼らは教えてくれました。

その昔、WOWOWだったかな?UKのレディング・フェスティバルをアーティストごとに放送していたんです。それをVHSに録画してギターの演奏を食い入るように見ていました。ワタシにとってティムは最初に憧れたギターヒーロでもあり、当時ライブで使用していたギターと同型のギターを手に入れたりもしました。

2025年10月、アジカンとのライブを見に行きました。ライブで、ティムが今でも「ギター小僧」のようなキラキラした目で演奏している姿を見ると、感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。ライブでは初期のGoldfingerも演奏され涙のライブに。終演後は握手会に参加、サイン入りCDも購入と大興奮な1日に。

守りに入らず「ピコピコ」サウンドを取り入れたり、リックがハードロックなソロを始めたり。30年経っても新しい驚きを届けてくれるASHは、僕にとって永遠に「最新のヒーロー」なんです。これからもワクワクしながらASHの活動を見ていきます。

10代で夢中になった人も、今の新しいASHに惹かれた人も、みんなをときめかせてくれるバンドASH!皆さんの「ASHのこの曲との思い出」や、30周年に寄せた熱いコメントがあれば、ぜひ教えてください。一緒にこの記念すべき年を盛り上げていきましょう!

めご

最後まで読んでいただきありがとうございます

ASH関連リンク

公式サイト
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Burned As Witches公式サイト
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